朝鮮中央通信が配信した国家航空宇宙技術総局の報道によると、21日、同局が安北道鉄山郡の西海衛星発射場で偵察衛星「マンリギョン-1」号を新型衛星キャリア･ロケット「チョンリマ-1」型に搭載し、成功裏に打ち上げた。金正恩総書記が現地で偵察衛星の打ち上げを参観した。同局は、偵察衛星の打ち上げは「自衛権の強化に関する朝鮮の合法的権利」だとし、「敵の危険極まりない軍事的蠢動によって国と周辺地域に生じた安全環境に合致するよう朝鮮武力の戦争準備態勢を強化することに大きく寄与する」と意義を伝えた。
偵察衛星の打ち上げは、失敗に終わった今年5月と8月の打ち上げにつづく3度目の試みだった。
国家航空宇宙技術総局の報道によると、21日22時42分28秒に打ち上げられた新型衛星キャリア･ロケット「チョンリマ-1」型は、予定された飛行軌道に沿って正常飛行し、発射から705秒(11分45秒)経った22時54分13秒に偵察衛星「マンリギョン-1」号を軌道に正確に進入させた。
金正恩総書記は、朝鮮の戦争抑止力向上に大きく寄与し、党第8回大会の決定を最も正確に、立派に貫徹した国家航空宇宙技術総局と関連機関のすべての幹部と科学者、技術者を熱烈に祝った。
国家航空宇宙技術総局は、同局が今後、早い期間内に数機の偵察衛星を追加発射し、南朝鮮地域と朝鮮武力の作戦上の関心地域に対する偵察能力を引き続き確保する計画を党中央委員会第8期第9回総会に提出することになるとしている。
軍事偵察衛星の開発は、朝鮮労働党第8回大会(21年1月)が示した国防力発展の5大重点目標の中でも極めて大きな意義を持っている。
金正恩総書記は今年3月に国家宇宙開発局(現在、国家航空宇宙技術総局)を現地指導した際、軍事偵察衛星の開発と運用の目的は南朝鮮地域と日本地域、太平洋上での米帝国主義侵略軍隊とその追随勢力の反朝鮮軍事行動情報をリアルタイムで朝鮮武力に提供することにあると指摘した。
また、4月に同局を現地指導した際には、エスカレートする米国と南朝鮮の軍事的威嚇と挑戦から国家の安全環境と領土保全、人民の発展利益を守り、状況に応じて先制的な軍事力を使用するための自衛的国防力強化において、軍事偵察衛星の保有が果たす役割について言及。軍事偵察衛星の獲得は朝鮮半島が置かれた安全環境の要求から見ても、展望的な脅威を管理する見地から見ても、必要不可欠な朝鮮武力強化の先決課題だと述べた。(了)
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重要設備の生産を推進 / 龍城機械連合企業所で「朝鮮新報平壌支局版」12月4日付
龍城機械連合企業所(咸鏡南道)は国内屈指の機械製作拠点で、国内の主要企業や鉱山などに各種設備を供給してきた。現在、同企業所では、人民
December 04, 2023
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